印空寺(京都)
印空寺(いんくうじ)は
京都市右京区にある
西山浄土宗の寺院である。
嵯峨・広沢池の東、
一条山越通・交差点近くにある。
1688年(元禄元年)
印空上人が仁和寺門跡
覚隆法親王より寺領を賜り
創建したと云われる。
門跡として代々皇室が入寺し
「旧御室御所」とも云われる。
山門わきに「旧御室御所茶所」
の石碑がある。
本尊の阿弥陀如来像は
「山越の阿弥陀」と呼ばれる。
脇侍仏の観音・勢至菩薩像は
人間国宝・松久朋琳作という。
本堂西側の仏間には
大黒天が祀られている。
東京遷都の際、宮中に
祀られていたが、高さ約1mと
その大きさと重さで当寺に
残されたものと云われる。
境内の多羅葉(たらよう)樹は
高さ約15m、樹齢300年超で
市の保存樹に指定されている。
葉は大きく肉厚があり
樹液が滲み出て文字が書け
葉書(はがき)の語源の木という。
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本堂 |
所在地 |
京都市右京区山越西町8 |
山号 |
月江山 |
宗派 |
西山浄土宗 |
本尊 |
阿弥陀如来 |
創建年 |
1688年(元禄元年) |
開基 |
印空上人 |
備考 |
多羅葉樹(葉書の語源) |
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