三室戸寺(京都)
三室戸寺(みむろとじ)は
京都府宇治市にある
本山修験宗の別格本山。
明星山麓に位置する
西国三十三所観音霊場
10番の札所である。
創建は定かでないが
寺伝によれば、770年
(宝亀元年)光仁天皇の
勅願による創建と伝わる。
本堂は5間4面、
重層入母屋造に3間の
唐破風の向拝を持つ重厚で
風格のある建築である。
本尊の千手観音立像は
金銅二臂の秘仏である。
本堂の東側には阿弥陀堂、
鐘楼、高さ16mの三重塔が立つ。
本堂の西側の奥には
鎮守社の十八神社がある。
本堂前には狛兎、狛牛
(勝運祈願の宝勝牛)の他
人頭蛇身の宇賀神像がある。
財運・金運の蛇神という。
境内は広く5千坪の庭園は
枯山水、池泉・広庭からなる。
5月のツツジ、シャクナゲ、
6月のアジサイ、7月のハス、
秋の紅葉など四季の花が見られ
「花の寺」でも知られる。
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本堂 |
所在地 |
京都府宇治市莵道滋賀谷21 |
山号 |
明星山 |
宗派 |
本山修験宗 |
寺格 |
別格本山 |
本尊 |
千手観音 |
開基 |
(伝)光仁天皇 |
備考 |
西国三十三所観音霊場10番 |
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