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護浄院(京都)


護浄院 山門


 護浄院(ごじょういん)は
京都市上京区にある
天台宗の寺院である。

 鴨川にかかる荒神橋の
東にあり、通称「清荒神
(きよしこうじん)」と云われる。
正式名は常施無畏寺という。

 寺伝によれば、771年
(宝亀2年)光仁天皇の子・
開成皇子が創建したと伝える。

 皇子は自ら荒神を模刻し
三宝荒神尊として堂宇を
建て祀ったと云われる。

 本堂は神社風の流造で
神仏習合時代の名残とされる。

 本尊の三宝荒神は
火の守護神、竃(カマド)
の神として「火の用心」
「災難除け」の信仰がある。

 観音堂には 「仏母准胝尊」
の扁額が掲げられており
准胝観音菩薩が安置されている。
洛陽三十三観音巡礼第3番札所。

 「福徳恵美寿神」は
商売繁盛・旅行安全・豊漁等
の守護神と云われる。
京都七福神の一つである。

 他に不動明王、大聖歓喜天、
薬師如来、延命地蔵尊なども
祀られている。


護浄院 観音堂


所在地 京都市上京区荒神口通寺町東入ル荒神町122
宗派 天台宗
本尊 三宝荒神
創建年 (伝)771年(宝亀2年)
開基 (伝)開成皇子
正式名 常施無畏寺
別称 清荒神
備考 洛陽三十三所観音霊場3番



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