TOP
岩屋寺(京都)


岩屋寺 石柱と山門


 岩屋寺(いわやじ)は
京都市山科区にある
曹洞宗の寺院である。

 山科の西の山麓にあり
赤穂浪士・大石良雄が
隠棲した地として知られ
通称「大石寺」とも呼ばれる。

 創建は定かでないが
山科神社の神宮寺で
あったとも伝えられる。

 嘉永年間(1848-54年)
堅譲(けんじょう)尼が
京都町奉行浅野長祚(ながとし)
の尽力で再興したと云われる。

 本堂には本尊の秘仏・
不動明王が安置されている。
智証(ちしょう)大師の作で
大石良雄の念持仏という。

 木像堂には浅野内匠頭長矩
の位牌や四十七士の木像・
位牌が安置されている。

 茶室「可笑庵」は
大石良雄が住んだ家の古材で
建てたと云われる。

 住職は代々尼僧が勤め
近畿三十六不動尊第24番霊場、
霊場不動尊で唯一の尼寺という。

 境内に大石良雄の遺髪塚がある。
12月14日には、義士忌という
「義士まつり」が行われる。


岩屋寺 本堂


所在地 京都市山科区西野山桜の馬場町96
山号 神遊山
宗派 曹洞宗
本尊 不動明王
通称 大石寺
備考 大石良雄ゆかりの寺
近畿三十六不動尊第24番霊場



TOP