随心院(京都)
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総門 |
隨心院(ずいしんいん)は
京都市山科区にある
真言宗善通寺派の大本山。
小野氏の根拠地で
小野小町ゆかりの寺である。
991年(正暦2年)
空海の法孫・仁海僧正が
一条天皇よりこの地を
賜り建立したとされる。
本堂は寝殿造で
桃山期の建築様式である。
本堂には本尊の如意輪
観音坐像を祀る。また、
阿弥陀如来像、快慶作の
金剛薩捶坐像を安置する。
書院は寛永年間に
徳川秀忠夫人・天真院尼の
寄進により創建したという。
狩野派筆の襖絵などがある。
小野梅園には山紅梅、
白梅、「はねずの梅」という
薄紅梅などがあり、3月中旬
見頃の遅咲きの梅で知られる。
小野小町が化粧をした
「化粧の井戸」や小町宛ての
手紙を埋めた「文塚」など
小町ゆかりの遺跡がある。
3月最終日曜に小町と
深草少将との恋物語を題材に
「はねず踊り」が公演される。
所在地 |
京都市山科区小野御霊町35 |
山号 |
牛皮山 |
宗派 |
真言宗善通寺派 |
寺格 |
大本山 |
本尊 |
如意輪観音 |
創建年 |
991年(正暦2年) |
開基 |
仁海 |
備考 |
小野小町ゆかりの寺 |
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