TOP
歓修寺(京都)


歓修寺 寝殿


 勧修寺(かじゅうじ)は
京都市山科区にある
真言宗山階派の大本山である。

 醍醐天皇の勅願寺、
法親王が代々入寺した
門跡寺院で知られる。

 寺伝では、900年
(昌泰3年)醍醐天皇が
生母・藤原胤子の願いにより
創建したと伝える。
 
 本堂は江戸時代に
第112代・霊元天皇の
仮内侍所を移築したもので
本尊の千手観音像を祀る。

 宸殿は入母屋造、桟瓦葺、
明正天皇の旧殿を下賜
されたものと云われる。

 書院は江戸初期の書院造
の代表的建築物とされる。
土佐光起・光成父子作の襖絵、
違い棚「勧修寺棚」などがある。

 観音堂は楼閣風の建物で
観音像が安置されている。

 池泉回遊式庭園の氷室池は
池に張った氷の厚さで
五穀豊穣を占ったという。

 書院前庭には水戸光圀
寄進と伝える石灯籠があり
勧修寺型灯籠と云われる。


歓修寺 観音堂


所在地 京都市山科区勧修寺仁王堂町27-6
山号 亀甲山
宗派 真言宗山階派
寺格 大本山
本尊 千手観音
創建年 (伝)900年(昌泰3年)
開基 醍醐天皇
備考 真言宗十八本山10番



TOP