報恩寺(京都)
報恩寺(ほうおんじ)は
京都市上京区にある
浄土宗の寺院である。
豊臣秀吉ゆかりの
「鳴虎図」があり、通称
「鳴虎(なきとら)と呼ばれる。
創建は定かでないが
寺伝では室町時代に開創。
慶譽(きょうよ)上人が
再興したと伝わる。
「鳴虎図」は虎が谷川で
水を飲む様子が描かれている。
虎が鳴いている訳ではないが
次のような伝承がある。
秀吉が気に入り聚楽第に
持ち帰えって観賞していたが
毎夜、鳴動して眠れないため
寺に返されたと云われる。
以来「鳴虎」として
有名になる。寅年の正月
三が日に限り公開される。
梵鐘は「撞かずの鐘」
といわれる故事が残る。
丁稚と織女が鐘の数の
言い争いから負けた織女が
鐘楼で首をつり以来不吉な事が
起こり撞かなくなったという。
客殿には本尊の阿弥陀
三尊像が安置されている。
黒田長政死去の部屋もある。
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地蔵堂 |
所在地 |
京都市上京区小川通寺之内下ル
射場町579 |
山号 |
尭天山 |
宗派 |
浄土宗 |
本尊 |
阿弥陀三尊 |
中興 |
慶誉上人 |
備考 |
鳴虎 |
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