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明長寺(神奈川)


明長寺 山門


 明長寺(めいちょうじ)は
川崎区大師本町にある
天台宗の寺院である。

 京浜急行「川崎大師」駅
下車、川崎大師に行く途中、
左手に朱い山門が見える。

 葵梶葉文染分辻(あおい
かじはもんそめわけつじ)
が花染小袖を所蔵。国の
重要文化財である。

 この小袖は荻田主馬が
大坂夏の陣の功により徳川
家康から拝領。後、子孫が
明長寺に預けたと云われる。

 徳川家康が使用した
辻が花染小袖のうち衣服の
形で残るのは珍しいという。

 また、明長寺の近くに
馬頭観世音大菩薩の奉納旗が
靡く馬頭観音がある。

 このあたりは川崎大師
参詣の際の「馬止め」の場所
であったと云われる。

 足の神様とされ、川崎競馬
開催日などには馬主や馬の
世話をする人達が馬の健康を
願い手を合わせに来るとか。

 昔の大師参詣時の馬止めと
今の競馬関係者の馬の健康
祈願に今昔の面白さがある。


明長寺近くの馬頭観音  


所在地 川崎市川崎区大師本町10-22
山号 恵日山
宗派 天台宗
本尊 十一面観音立像
創建年 (伝)1469年-87年
正式名 恵日山 普門院 明長寺
備考 東海三十三観音霊場24番



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