了徳寺(京都)
了徳寺(りょうとくじ)は
京都市右京区にある
真宗大谷派の寺院である。
大根焚で知られ、別称
「大根焚寺」とも呼ばれる。
寺伝では、鎌倉時代、
親鸞は当地で他力念仏を
布教したと伝わる。
1524年(建長4年)
正西(しょうせい)法師が
親鸞ゆかりのこの地に
建立したと云われる。
大根焚は親鸞の説法に
感銘した村人がお礼に
塩炊きの大根を馳走した
ことに由来するという。
親鸞はそのお礼に
すすきの穂の束を筆に
「歸命盡十方無礙光如來」
の名号を書いたとされる。
「すすきの名号」を徳として
毎年12月9、10日に
報恩講(大根焚)を行う。
前庭に「すすき塚」がある。
本堂には本尊の阿弥陀
如来像と親鸞木像が
安置されている。なお、
本堂前にも親鸞の銅像が立つ。
大根は中風に良いとされ
京都の初冬の風物詩でもある。
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本堂 |
所在地 |
京都市右京区鳴滝本町83 |
山号 |
法輪山 |
宗派 |
真宗大谷派 |
本尊 |
阿弥陀如来 |
創建年 |
1524年(建長4年) |
開基 |
正西法師 |
別称 |
大根焚寺 |
備考 |
親鸞ゆかりの寺 |
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