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三宝寺(京都)


三宝寺 冠木門


 三宝寺(さんぽうじ)は
京都市右京区にある
日蓮宗の寺院である。

 鳴滝の地にあり、
周山街道沿いの白砂山
の中腹に位置する。

 1928年(寛永5年)
右大臣・菊帝経季が
日護上人を開山に迎えて
創建したとされる。

 後水尾天皇より「金映山
妙護国院三寳寺」の号を
賜り天皇の勅願寺となる。

 江戸期には寺運も栄え
鳴滝学派として多くの
学僧を輩出したと云われる。

 特に茶道の宗偏流の祖・
山田宗偏は茶室「四方庵」で
茶道の奥義を極めたという。

 のち、宗偏は赤穂浪士・
大高源吾に吉良邸の茶会
の日を教え討ち入りを
助けたことで知られる。

 本堂の釈迦如来は
日護上人作と伝わる。
妙見大菩薩は「鳴滝の妙見
さん」として親しまれる。

 境内には樹齢700年余の
ヤマモモの古木と名桜
「御車返しの桜」がある。


三宝寺 本堂


所在地 京都市右京区鳴滝松本町32
山号 金映山
宗派 日蓮宗
本尊 釈迦如来
創建年 1928年(寛永5年)
開基 菊亭経季
備考 鳴滝の妙見さん



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