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遍照寺(京都)


遍照寺 山門


 遍照寺(へんじょうじ)は
京都市右京区にある
真言宗御室派の寺院である。

 嵯峨野の広沢池の南にあり
山号は「広沢山」という。

 989年(永延元年)
宇多天皇の孫・寛朝
(かんちょう)僧正が
創建したとされる。

 嵯峨富士といわれる
遍照寺山麓の山荘を
改めて寺院にしたという。

 寛朝は真言宗広沢流
の始祖とされ真言宗では
初めて大僧正となる。

 また、寛朝が平将門
平定祈願の功により
成田で一寺を開いたのが
成田山新勝寺と云われる。

 広沢池畔の広大な伽藍の
寺院も応仁の乱で衰退。

 その後、江戸時代に
舜乗律師が中興し真言宗
御室派準別格本山となる。

 本尊の十一面観世音菩薩
立像は創建当時の作とされる。

 同じく創建当時作という
赤不動明王は「広沢の
赤不動さん」で親しまれる。


遍照寺 護摩堂


所在地 京都市右京区嵯峨広沢西裏町14
山号 広沢山
宗派 真言宗御室派
本尊 十一面観世音菩薩立像
創建年 989年(永延元年)
開基 寛朝僧正
備考 広沢の赤不動さん



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