化野念仏寺(京都)
化野念仏寺
(あだしのねんぶつじ)は
京都市右京区にある
浄土宗の寺院である。
化野は東山の鳥辺野、
洛北の蓮台野と並ぶ
風葬の地として知られる。
寺伝によれば、空海が
この地に葬られていた
死者を弔うため創建した
五智山如来寺が起源とされる。
その後、法然上人が
念仏道場を開き「念仏寺」
になったと云われる。
境内の石仏・石塔は
何百年という歳月を経て
無縁仏化・散乱したものを
集め安置したものという。
賽の河原になぞらえ
「西院の河原」と呼ばれる。
本堂は1712年(正徳2年)
の再建と云われる。
堂内に本尊・阿弥陀如来
坐像が安置されている。
玉眼入りで湛慶作という。
多聞塀に囲まれた茅屋根
の小さな堂に「みず子地蔵尊」が
祀られており、毎月の縁日
に供養が行われる。
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みず子地蔵尊 |
所在地 |
京都市右京区嵯峨鳥居本化野町17 |
山号 |
華西山 |
宗派 |
浄土宗 |
本尊 |
阿弥陀如来 |
開基 |
(伝)空海 |
備考 |
西院の河原 |
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