常寂光寺(京都)
常寂光寺
(じょうじゃっこうじ)は
京都市の嵯峨野にある
日蓮宗の寺院である。
小倉山の中腹にあり
嵯峨野を一望できる
見晴らしの良い立地にある。
日蓮宗大本山の本圀寺の
16世・日禎(にっしん)が
隠棲の地として開山した
ことに始まるとされる。
この地を寄進したのは
角倉了以・栄可といわれ
小早川秀秋など諸大名の
助力で伽藍が整備される。
山門を潜ると目の前に
珍しい茅葺の仁王門がある。
本圀寺客殿の南門を移築、
境内最古の建築物という。
仁王像は若狭小浜の長源寺
から移されたものと云われる。
また、本堂は桃山城客殿を
移築して造営したとされる。
多宝塔は高さ12m、檜皮
屋根の上に長い相輪がある。
1620年(元和6年)建立で
国の重要文化財である。
藤原定家が小倉百人
一首を編纂したという
時雨亭跡の石碑が立つ。
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多宝塔 |
所在地 |
京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3 |
山号 |
小倉山 |
宗派 |
日蓮宗 |
本尊 |
十界大曼荼羅 |
開基 |
日禎 |
備考 |
藤原定家ゆかりの寺 |
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