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西芳寺(京都)


西芳寺 衆妙門


 西芳寺(さいほうじ)は
京都市西京区松尾にある
臨済宗の寺院である。

 一般には「苔寺」で知られ
世界遺産に登録されている。

 奈良時代、行基が
聖武天皇の勅願により
創建した49院の一つが
その起源と伝える。

 1339年(暦応2年)
室町幕府評定衆・摂津
親秀が夢窓疎石を招請して
再興したと云われる。

 夢想国師の作庭の庭は
天下の名園として名高く
天皇や将軍足利義政・義満など
多くの人が訪れたという。

 特に、義満は銀閣寺の
造営の際に西芳寺の庭園を
手本にしたと云われる。

 その庭園は上段の枯山水と
下段の苔庭として有名な
黄金池を中心とする回遊式
庭園の2つに分かれる。

 庭園は国の史跡、特別名勝。
苔は100余種あるという。

 本堂は単層入母屋造銅板葺、
本尊の阿弥陀如来を安置する。
湖畔の「湘南亭」は桃山時代
の代表的な茶室と云われる。


西芳寺 境内


所在地 京都市西京区松尾神ヶ谷町56
山号 洪隠山
宗派 臨済宗
本尊 阿弥陀如来
開基 (伝)行基夢窓疎石(中興)
別称 苔寺
備考 世界遺産



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