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禅居庵(京都)


禅居庵 摩利支天堂


 禅居庵(ぜんきょあん)は
建仁寺の勅使門の西にある
建仁寺の塔頭寺院である。

 禅居庵の摩利支天堂
(まりしてんどう)は
摩利支天像を祀る。
 
 鎌倉時代、禅居庵の開山・
清拙正澄禅師は幕府の北条
高時の招きで中国より来朝。

 その際、自ら作った
摩利支天像を持参したという。
小笠原貞宗が堂宇を建て
摩利支天像を祀ったとされる。

 摩利支天はMarici(マリーチ)
サンスクリット語で陽炎を
意味し陽炎を神格化した女神。

 三面六臂の姿で、甲冑を着け
護身・得財・勝利などを司る神。

 勝利を祈願する中世の武士
の信仰を得て、江戸時代には
民衆にも広まったという。

 現在は開運を祈願する
祇園花街の芸・舞妓など
多くの人の参詣客が訪れる。

 像の足下に猪を従えており
境内には多くの猪像がある。

 徳大寺(東京)、宝泉寺
(金沢)とともに日本三大
摩利支天の一つとされる。


禅居庵 猪像(境内)


所在地 京都市東山区大和大路通四条下ル
4丁目小松町146
宗派 臨済宗建仁寺派
本尊 摩利支天
開基 清拙正澄
備考 建仁寺塔頭寺院



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