安養寺(京都)
安養寺(あんようじ)は
京都市東山区にある
時宗の寺院である。
山号の「慈円山」は
江戸時代には「慈」を略して
「円山」と呼んでいたという。
今の「円山公園」は
かつての安養寺の境内にあり
公園名は山号に由来する。
延暦年間(782~806)
最澄が桓武天皇の勅願で
都を鎮守する寺として
創建したとされる。
その後、法然がこの地に
庵を結び吉水草庵(よしみず
そうあん)と呼ばれたという。
法然は南無阿弥陀仏と
声を出して称えれば
極楽浄土に行けるという
専修念仏の祖と云われる。
法然のもとへ若き日の
親鸞も訪れ教えを受けたと
云われ、法然、親鸞という
2人の名僧ゆかりの地でもある。
本堂には本尊・阿弥陀
如来像が安置されている。
弁天堂には弁財天を祀る。
円山の「弁天さん」として
親しまれ、特に技芸上達
祈願を信仰する人が多い。
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本堂 |
所在地 |
京都市東山区八坂鳥居前東入円山町624 |
山号 |
慈円山 |
宗派 |
時宗 |
本尊 |
阿弥陀如来 |
開基 |
最澄 |
備考 |
法然、親鸞ゆかりの寺 |
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