妙満寺(京都)
妙満寺(みょうまんじ)は
京都市左京区にある
顕本法華宗の総本山である。
1389年(康応元年)
日什(にちじゅう)が
六条坊門室町に建立した
根本道場に始まるとされる。
応仁の乱などの変遷後
1583年(天正11年)
秀吉の命で寺町二条に移転。
400年にわたり
「寺町二条の妙満寺」
と親しまれてきたが
昭和43年に現在地に移転。
境内の仏舎利大塔は
インド・ブッダガヤ大塔を
型どったもので最上階に
仏舎利を奉安する。
安珍・清姫のゆかりの鐘は
秀吉の紀州征伐の際、家臣・
仙石権兵衛が道成寺から
持ち去ったものという。
歌舞伎、能楽、長唄
などの題目「娘道成寺」の
霊話伝説の鐘としても知られる。
「雪の庭」は比叡山を
借景とする枯山水庭園である。
俳諧の祖・松永貞徳の
造営で、「雪・月・花」
三名園の一つとされる。
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境内(中央・本堂) |
所在地 |
京都市左京区岩倉幡枝町91 |
山号 |
妙塔山 |
宗派 |
顕本法華宗 |
寺格 |
総本山 |
本尊 |
三宝尊 |
創建年 |
1389年(康応元年) |
開山 |
日什 |
備考 |
安珍・清姫のゆかりの鐘 |
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