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安養院(鎌倉)


安養院 本堂


 安養院(あんよういん)は
鎌倉市大町にある
浄土宗の寺院である。

 1225年(嘉禄元年)
北条政子が夫の源頼朝の
冥福を祈り建てた笹目ヶ谷
の長楽寺が前身という。

 政子の死後、兵火に
逢い寺名を正子の法名の
安養院に改め現在地に
移したと云われる。

 その後、本堂が焼失。
比企ヶ谷の田代寺の千手観音
と観音堂を移して再建。
以来、田代観音とも呼ばれる。

 本堂には本尊の阿弥陀
如来像と千手観音菩薩像を
安置する。拝観すると2体が
上下に重なって迫ってくる。

 観音菩薩像は正子が
良縁を祈り頼朝と結ばれた
という言い伝えがあり
「良縁観音」とも呼ばれる。

 左手にある小堂の石造・
地蔵菩薩像は決めた日数内に
願い事がかなえるという
日限(ひぎり)地蔵である。

 裏手に回ると数々の地蔵像、
正子の供養塔という石塔がある。
鎌倉随一の「ツツジ寺」
としても有名である。


安養院 日限地蔵 


所在地 鎌倉市大町3-1-22
山号 祇園山
宗派 浄土宗
本尊 阿弥陀如来
創建年 1225年(嘉禄元年)
開基 北条政子
正式名 祇園山 安養院 長楽寺
備考 鎌倉三十三観音第3番
坂東三十三観音第3番



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