補陀洛寺(京都)
補陀洛寺(ふだくらくじ)は
京都市左京区にある
天台宗の寺院である。
鞍馬街道を市原に向かい
篠坂峠の頂点近くにある。
一帯は小野氏の領地で
六歌仙の歌人・小野小町が
晩年暮らしたことから
通称「小町寺」と呼ばれる。
寺伝によると、945年
(天慶8年)15世天台座主・
延昌僧正の発願により
創建されたと伝わる。
清少納言の曾祖父・
清原深養父(ふかやぶ)が
建立したとされる廃寺
の名を引き継いだという。
本堂には本尊・阿弥陀
如来坐像が祀られている。
また、その横に小野小町
老衰像が安置されている。
絶世の美女と云われた
妖艶な姿とはほど遠い。
小町のもとに、恋心を
抱いた深草少将が百夜通を
するという謡曲「通小町
(かよいこまち)でも知られる。
境内には小野小町供養塔
と深草少将供養塔がある。
小野小町終焉の地でもある。
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小野小町供養塔 |
所在地 |
京都市左京区静市市原町1140 |
山号 |
如意山 |
宗派 |
天台宗 |
本尊 |
阿弥陀如来 |
創建年 |
(伝)945年(天慶8年) |
通称 |
小町寺 |
備考 |
小野小町終焉の地 |
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