峰定寺(京都)
峰定寺(ぶじょうじ)は
京都市左京区にある
本山修験宗の寺院である。
大悲山の中腹にあり
修験道系の山岳寺院である。
奈良の大峰山に対し
北大峰とも呼ばれる。
1154年(久寿元年)
鳥羽法皇の勅願により
三瀧上人観空西念が
創建したと云われる。
上人は山岳修験者で
法皇の念持仏の十一面
千手観音像を本尊として
安置したという。
本堂や仁王門は平清盛
や藤原信西の造営とされる。
仁王門は入母屋造柿葺、
単層の八脚門である。
金剛力士像を安置する。
本堂は寄棟造柿葺、
正面、側面とも5間、
崖に張り出す舞台造り建築。
北東隅にある供水所は
現存最古の閼伽井屋(あかいや)
の遺構と云われる。
収蔵庫の十一面千手観音像や
不動明王像は春と秋に特別公開。
なお一帯は歴史的自然環境
保全地域に指定されている。
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庫裏 |
所在地 |
京都市左京区花背原地町772 |
山号 |
大悲山 |
宗派 |
本山修験宗 |
本尊 |
十一面千手観音 |
創建年 |
1154年(久寿元年) |
開基 |
三瀧上人観空西念 |
備考 |
北大峰 |
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