TOP
元慶寺(京都)


元慶寺 山門


 元慶寺(がんけいじ)は
京都市山科区にある
天台宗の寺院である。
山科の北西部の北花山にある。

 創建は定かでないが
平安初期、僧正遍昭による
開創に始まるとされる。

 遍昭は桓武天皇の孫で
清和天皇の第1子皇子
(のちの陽成天皇)誕生を
期に発願したと云われる。

 9歳で陽成天皇が即位し
年号が元慶に変わった年に
元号から元慶寺と称したという。

 藤原兼家の策略・寛和の変で
花山天皇は19歳で当寺院にて
出家させられ花山法皇となり
「花山寺」とも呼ばれる。

 法皇は廃れかけていた
西国霊場を復活させ
西国霊場中興の祖と云われる。

 以来、特別な信仰対象となり
西国三十三ヵ所番外札所である。

 山門は唐風の竜宮造。
本堂は宝珠を載せた
宝形造瓦葺の建物である。

 本堂には本尊の薬師
如来像が安置されている。
京の七仏薬師の一つとされる。


元慶寺 本堂


所在地 京都市山科区北花山河原町13
山号 華頂山
宗派 天台宗
本尊 薬師如来
開基 遍昭
別称 花山寺
備考 西国三十三箇所番外



TOP