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宝積寺(京都)


宝積寺 仁王門


 宝積寺(ほうしゃくじ)は
京都府乙訓郡大山崎町にある
真言宗智山派の寺院。

 山城国(京都府)と
河内国(大阪府)の境にあり
古来、交通・軍事上の要衝・
天王山の中腹に位置する。

 寺伝によると、724年
(神亀元年)聖武天皇の勅願
により行基が創建したと伝える。

 切妻造の仁王門には木造・
金剛力士像2体を安置する。

 本堂には本尊の十一面
観世音菩薩像を祀る。
鎌倉時代の作で云われ
重要文化財になっている。

 本堂右の閻魔堂には
閻魔王坐像を安置する。

 本堂左の小槌宮に
龍神が伝えたという「打出」
と「小槌」を祀ることから
通称「宝寺」とも呼ばれる。
  
 一般に打出の小槌というが
当寺院では打出は弁財天神、
小槌は大黒天神の神器と
それぞれ別々になっている。

 三重塔は高さ19.5mで
塔内に大日如来坐像を安置する。
秀吉の一夜塔の伝承がある。


宝積寺 三重塔


所在地 京都府乙訓郡大山崎町銭原1
山号 天王山
宗派 真言宗智山派
本尊 十一面観世音菩薩
創建年 (伝)724年(神亀元年)
開基 (伝)行基
通称 宝寺
備考 打出と小槌



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