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妙喜庵(京都)


妙喜庵 石碑


 妙喜庵(みょうきあん)は
京都府乙訓郡大山崎町にある
臨済宗東福寺派の寺院。

 正式には豊興山妙喜禅庵。
国宝の茶室「待庵(たいあん)」
があることで知られる。

 JR山崎駅を出て直ぐ
左手に「妙喜庵」の石碑がある。
その横の石段を登った所にある。

 創建については諸説あり
時期なども定かではない。

 東福寺の春嶽士芳による
創建、また、連歌師の山崎宗鑑の
屋敷を寺にしたという説もある。

 「妙喜庵」という庵号は
宋の大慧禅師の庵号からという。

 3世・功叔禅師は茶人で
千利休とも親しく度々茶会を
開いていたと云われる。

 山崎の合戦で明智光秀と
戦った秀吉も暫く滞在し
接待用に使ったとされる。

 国宝の「待庵」は日本最古
の茶室で千利休の作という。

 切妻造柿葺、2畳隅炉、
にじり口のある小間の茶室の
原型とされ、その後の茶室建築に
大きな影響を与えた云われる。


妙喜庵 玄関


所在地 京都府乙訓郡大山崎町龍光56
山号 豊興山
宗派 臨済宗東福寺派
本尊 聖観世音菩薩
正式名 豊興山 妙喜禅庵
備考 茶室「待庵」(国宝)



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