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楊谷観音(京都)


楊谷観音 山門


 柳谷(やなぎだに)観音は
京都府長岡京市にある
西山浄土宗の寺院である。

 柳谷観音は通称名で
正式には立願山楊谷寺という。

 寺伝によれば、806年
(大同元年)、延鎮僧都が堂を
建立したのが始まりとされる。

 延鎮は清水寺の開祖で
夢告により十一面観音を
感得したと伝える。

 延鎮下山の後、空海が
2世に就いたと云われる。

 山門は四脚門で、
両脇に風神・雷神を奉る。
山門を潜ると正面に本堂
右手に阿弥陀堂がある。

 本堂には本尊の十一面
千手千眼観世音菩薩を祀る。
毎月17、18日に開帳される。

 阿弥陀堂には阿弥陀
如来坐像、観音・至勢菩薩
の三尊を安置する。

 庫裏背後にある独鈷水
(おこうずい)は眼病平癒
の霊水と云われる。

 この湧き水で猿が目を洗い
目が良くなるのを見た空海が
霊水として広めたと伝える。


楊谷観音 本堂


所在地 京都府長岡京市浄土谷2
山号 立願山
宗派 西山浄土宗
本尊 十一面千手千眼観世音菩薩
創建年 (伝)806年 (大同元年)
開基 (伝)延鎮僧都
正式名 立願山楊谷寺
備考 独鈷水の寺



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