曼殊院(京都)
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曼殊院 勅使門 |
曼殊院(まんしゅいん)は
京都市左京区一乗寺にある
天台宗の寺院である。
竹内門跡とも呼ばれ
天台五門跡の1つとされる。
創建については時期など
定かでないが寺伝によれば
最澄が比叡山に建てた
一堂が起源と伝わる。
その後、移転等変遷を経て
1656年、桂離宮を造営した
桂宮智仁親王の次男である
良尚法親王の時に現在地に移る。
勅使門は切妻造本瓦葺、
門跡寺院の風格を感じさせる。
大書院と小書院とがあり
大書院は本堂に当たり
本尊の阿弥陀如来を安置する。
小書院は曼殊院棚と呼ばれる
違棚のある「黄昏の間」と
「富士の間」がある。
境の欄間の透かし彫り、
富士の形の七宝製の釘かくし
など特徴ある造りとなっている。
大書院前の枯山水庭園は
小堀遠州の作庭と云われる。
庫裏は通用口玄関と台所で
「竈(かまど)に媚びよ」という
「媚竈」の額は良尚親王筆という。
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庫裏 |
所在地 |
京都市左京区一乗寺竹ノ内町42 |
山号 |
なし |
宗派 |
天台宗 |
本尊 |
阿弥陀如来 |
別称 |
竹内門跡 |
備考 |
門跡寺院 |
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