神光院(京都)
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神光院 山門 |
神光院(じんこういん)は
京都市北区西賀茂にある
真言宗単立の寺院である。
創建は定かでないが
寺伝によれば、もと上賀茂
神社の境内にあったと伝える。
1217年(建保5年)
神社の神職・松下能久が
霊光の照らす地にとの神託を
受け現在地に移転したという。
寺名の「神光院」も
これに由来すると云われる。
大和国から慶円を招いて
密教の道場にしたとされる。
本堂には本尊の弘法
大師像が安置されている。
大師が42歳の時に自ら
刻んだ像と云われる。
厄除け大師として
東寺、仁和寺とともに
京都三弘法に数えられる。
毎年7月、弘法大師が
キュウリに疫病封じの祈願を
したことから厄病除けの祈祷
「きゅうり封じ」が行われる。
地元では「西賀茂の
弘法さん」で親しまれている。
女流歌人・大田垣蓮月尼は
晩年の75歳から隠棲。
石碑「蓮月尼旧栖之茶所」がある。
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本堂 |
所在地 |
京都市北区西賀茂神光院町120 |
山号 |
放光山 |
宗派 |
真言宗系単立 |
本尊 |
弘法大師 |
創建年 |
(伝)1217年(建保5年) |
開基 |
(伝)慶円 |
備考 |
厄除け大師 |
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