清閑寺(京都)
清閑寺(せいかんじ)は
京都市東山区にある
真言宗智山派の寺院である。
清水寺から清閑寺までの
林道は「歌の中山」と云われ
山号「歌中山」もこれに由来し
紅葉の名所で知られる。
創建は定かでないが
寺伝によると、802年
(延暦21年)、紹継法師
による草創と伝える。
一時は、法華三昧堂や
宝塔等の伽藍がある清水寺と
並ぶほどの大寺であったという。
応仁の乱で全焼、衰退。
性盛により再興、真言宗に改宗。
高倉天皇の寵愛を受けた
小督局は平清盛の怒りに触れ
この寺で出家したとされる。
六条天皇・高倉天皇稜
の右手の石段の上に山門がある。
山門を潜ると小督局の
供養塔(宝筐印塔)がある。
本堂には本尊の千手
観音像が安置されている。
菅原道真が梅樹で彫ったといわれる。
本堂前の要石(かなめいし)は
京都眺望の扇の要の位置にあたる
ことから名付けられたという。
|
本堂 |
所在地 |
京都市東山区清閑寺歌ノ中山町3 |
山号 |
歌中山 |
宗派 |
真言宗智山派 |
本尊 |
千手観音像 |
創建年 |
(伝)802年(延暦21年) |
開基 |
(伝)紹継 |
備考 |
高倉天皇と小督局ゆかりの寺 |
|