宝塔寺(京都)
宝塔寺(ほうとうじ)は
京都市伏見区にある
日蓮宗の寺院である。
創建について時期などは
定かではないが、平安時代に
藤原基経が建立した真言宗・
極楽寺が前身と云われる。
鎌倉時代末期、日像上人は
当時の極楽寺の住持・良桂と
法論を行い良桂は日像に帰依、
日蓮宗に改宗したとされる。
日像の死後、遺言により
当寺で荼毘されその廟所となり
宝塔寺に改称したという。
本堂背後に日像の廟所がある。
応仁の乱で焼失後、衰退。
第8世・日銀上人により再興。
総門を潜ると仁王門まで
緩やかな参道が続く。両側に
白塀の中、塔頭が並ぶ。
仁王門は艶やかな朱、
赤い提灯が吊下がり天井に
牡丹が描かれている。
本堂には本尊の釈迦如来、
十界曼荼羅、日蓮・日像
両上人像が祀られている。
本堂右の多宝塔は
行基葺の屋根で兵火を逃れ
市内最古のもと云われる。
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多宝塔 |
所在地 |
京都市伏見区深草宝塔寺山町32 |
山号 |
深草山 |
宗派 |
日蓮宗 |
本尊 |
釈迦如来 |
開基 |
藤原基経 |
備考 |
日像上人ゆかりの寺 |
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