金蔵寺(京都)
金蔵寺(こんぞうじ)は
京都市西京区大原野にある
天台宗の寺院である。
小塩山の東南斜面の
中腹にあり、木々が茂り
山寺の雰囲気が漂う。
寺伝によれば、718年
(養老2年)元正天皇の
勅願により隆豊禅師が
開創したと伝える。
のち、聖武天皇から
金蔵寺の勅額を下賜され
桓武天皇からも平安遷都時
西岩倉山の号を賜ったという。
室町中期には大寺として
栄えるも応仁の乱で焼失。
今の本堂などの伽藍は
桂昌院が再建したものという。
仁王門への石段も
落葉が趣を添える。
仁王門を潜ると本堂まで
さらに石段が続く。
本堂には本尊の
十一面千手観音を安置する。
境内には本堂の他
書院、庫裏、護摩堂、
開山堂、方丈などがある。
境内からは見晴らしも良く
京都市街が見渡せる。
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本堂 |
所在地 |
京都市西京区大原野石作町1639 |
山号 |
西岩倉山 |
宗派 |
天台宗 |
本尊 |
十一面千手観音 |
創建年 |
718年(養老2年) |
開山 |
隆豊 |
備考 |
京都洛西観音霊場第2番 |
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