勝持寺(京都)
勝持寺(しょうじじ)は
京都市西京区にある
天台宗の寺院である。
西山連峰の麓にあり
古くから桜の名所、花の寺、
西行ゆかりの寺として知られる。
創建は定かでないが
680年(白鳳8年)
天武天皇の勅により
役行者が開いたと伝える。
791年(延暦10年)
桓武天皇の命で最澄が
堂塔伽藍を再建、薬師如来像
を安置したとされる。
西行は鳥羽上皇に仕える
北面の武士であったが、
当寺で出家して庵を結び
西行法師隠棲の地という。
西行は桜を植え230首もの
歌を吟したことから、この桜を
「西行桜」、寺を「花の寺」で
有名になったと云われる。
瑠璃光殿には本尊の
薬師如来坐像を安置する。
左手の薬壷から右手で薬を
摘み取る珍しい姿である。
本尊の胎内より発見された
胎内仏、仁王門にあった
金剛力士像、日光・月光菩薩像、
十二神将なども安置されている。
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阿弥陀堂(本堂) |
所在地 |
京都市西京区大原野南春日町1194 |
山号 |
小塩山 |
宗派 |
天台宗 |
本尊 |
薬師如来 |
創建年 |
(伝)680年(白鳳8年) |
開基 |
(伝)役行者 |
備考 |
西行ゆかりの寺 |
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