善峯寺(京都)
善峯寺(よしみねでら)は
京都市西京区にある寺院である。
1029年(長元2年)
恵心僧都源信の高弟・
源算上人により創建される。
1034年(長元7年)
後一条天皇の勅願所になり
善峯寺の寺号を賜る。
中世は西山宮ともいわれ
門跡寺院となり、50余りの
堂塔がある大寺院となる。
応仁の乱で焼失、
徳川5代将軍綱吉の母・
桂昌院により復興される。
重厚な山門には
源頼朝寄進という文殊菩薩や
金剛力士像が安置される。
観音堂(本堂)に本尊の
十一面千手観世音菩薩を祀る。
西国三十三箇所20番である。
檜皮葺の美しい多宝塔は
高さ約12mで山内で最古という。
塔前の「遊龍の松」は樹齢
600年の五葉松で天然記念物。
開山堂には源算上人
117歳という像を安置する。
釈迦堂、阿弥陀堂、
「出世薬師仏」と呼ばれる
奥の院薬師堂などがある。
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多宝塔 |
所在地 |
京都市西京区大原野小塩町1372 |
山号 |
西山 |
宗派 |
天台宗単立 |
本尊 |
十一面千手観世音菩薩 |
創建年 |
1029年(長元2年) |
開基 |
源算 |
備考 |
西国三十三箇所20番 |
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