三十三間堂(京都)
三十三間堂
(さんじゅうさんげんどう)は
京都市東山区にある
天台宗の仏堂である。
正式名は「蓮華王院」。
本堂が柱間が33あるところから
通称「三十三間堂」と言われる。
33は観音菩薩の変化身
三十三身に基づく数を表す。
元は後白河上皇が離宮
内に創建した仏堂である。
今は妙法院が所有管理する
境外仏堂である。
前後10列の階段状の壇上に
等身大の観音立像が並ぶ。
左右にそれぞれ500体、
合わせて千体。千は「無量・
無数」を表すという。
中央の十一面千手千眼
観世音は像高が3m余、頭上に
11の顔と40種の手に持つ。
84才で亡くなる湛慶が
その2年前に完成した代表作。
両端の太鼓を叩く雷神、
風の袋をかかえる風神は
のちのイメージに影響を与える。
前列には等身大の二十八
部衆が並ぶ。インドの神々の
起源のものが多い。
所在地 |
京都市東山区三十三間堂廻町657 |
宗派 |
天台宗 |
本尊 |
十一面千手千眼観世音 |
創建年 |
1165年(長寛2年) |
開基 |
後白河上皇 |
備考 |
妙法院の境外仏堂 |
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