上品蓮台寺(京都)
上品蓮台寺
(じょうぼんれんだいじ)は
京都市北区にある
真言宗智山派の寺院である。
千本鞍馬口にあり
東の鳥辺野、西の化野と並ぶ
葬送地であった蓮台野は
この寺の名に因むとされる。
寺伝によれば、聖徳太子が
母の菩提寺として建立。
当初は香隆寺と称したという。
960年(天徳4年)
宇多法皇の勅願により
寛空(かんぐう)僧正が再建し
上品蓮台寺と寺名を改称。
応仁の乱で荒廃するが
性盛(しょうせい)上人に
より復興、12の子院が建立され
十二坊とも呼ばれた。
これが「紫野十二坊町」の
地名の由来となったとされる。
源頼光の熱病の原因と
なった土蜘蛛が棲んでいたと
云われる「蜘蛛塚」がある。
「源頼光塚」とも呼ばれ
謡曲「土蜘蛛」で知られる。
仏師・定朝の墓や
阿刀氏のものという五輪塔、
金工家・後藤家の墓などがある。
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本堂 |
所在地 |
京都市北区紫野十二坊町33-1 |
山号 |
蓮華金宝山 |
宗派 |
真言宗智山派 |
本尊 |
延命地蔵菩薩 |
開基 |
(伝)聖徳太子 |
備考 |
十二坊 |
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