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雨宝院(京都)


雨宝院 山門


 雨宝院(うほういん)は
京都市上京区にある
高野山真言宗の寺院である。

 西陣の一角にあり
西陣聖天、西陣の聖天さん
の名で親しまれている。

 821年(弘仁12年)
弘法大師が嵯峨天皇の
病気平癒を祈願。

 六臂の歓喜天を安置した
大聖歓喜寺が始まりとされる。

 寺域も広大であったが
応仁の乱により荒廃。
天正年間(1573~92)に
現在地に再建される。

 本堂には本尊の
大聖歓喜天が安置されている。

 境内には本堂の他
観音堂、大師堂、不動堂、
稲荷堂、庚申堂など建ち並ぶ。

 観音堂には檜の一木造・
千手観音菩薩像を安置する。
大師堂には「阿吽あせかき
弘法大師像」を祀る。

 西陣織の職人が愛用
したという西陣五名水の
一つ「染殿ノ井」がある。

 本堂前の八重桜は
「歓喜桜」といわれる。


雨宝院 本堂


所在地 京都市上京区上立売通浄福寺東入聖天町9−3
山号 北向山
宗派 高野山真言宗
本尊 大聖歓喜天
創建年 821年(弘仁12年)
開基 弘法大師
備考 西陣聖天(通称)



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