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空也堂(京都)


空也堂 門前の石柱


 空也堂(くうやどう)は
京都市中京区蛸薬師通にある
天台宗の寺院である。

 空也堂は通称名で
正式名は紫雲山光勝寺極楽院。

 938年(天慶2年)
空也上人により
開創されたといわれる。

 当初は三条櫛笥(くしげ)
にあり櫛笥道場とも
市中道場とも呼ばれた。

 応仁の乱で焼失し
寛永年間に現在地に再建。

 空也は鐘を叩き念仏を
唱えて全国行脚し仏教の
庶民への布教に勤める。

 一方、橋、道路整備など
社会事業も行い市聖とか
阿弥陀聖とかと呼ばれる。

 本堂には本尊の空也自作
という空也立像を安置する。

 毎年11月の第2日曜日
空也上人を偲んで空也忌
(開山忌)の法要が行われる。

 鉦(かね)、ひさご、太鼓を
鳴らし念仏を唱える歓喜踊躍
(かんぎゆやく)念仏で
重要無形民俗文化財である。


空也堂 境内


所在地 京都市中京区蛸薬師通堀川東入亀屋町288
山号 紫雲山
宗派 天台宗
本尊 空也上人像
創建年 938年(天慶2年)
開基 空也上人
正式名 紫雲山光勝寺極楽院
備考 空也上人ゆかりの寺



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