長講堂(京都)
長講堂(ちょうこうどう)は
京都市下京区にある
西山浄土宗の寺院である。
1183年(寿永2年)
後白河法皇が六条御所に
持仏堂を建立したことに
始まるとされる。
六条御所は現在の
五条通西洞院付近といわれる。
山門前に大きな石柱
「元六条御所長講堂」があり
創建の由来を表している。
当初は「法華長講弥陀三昧堂」
と呼ばれ法華経を長期間
講義することから「長講堂」
の名が付いたとされる。
その後、火災、再建、
移転などを繰り返し
宗派も天台宗から律宗、
西山浄土宗へと変遷している。
本堂には本尊の阿弥陀
三尊像、阿弥陀如来を中心に
両脇侍に観音菩薩・勢至菩薩
が安置されている。
御影堂には後白河法皇
坐像が安置され、江戸時代
の肖像彫刻の代表作とされる。
通常は非公開であるが
特別公開中の拝観である。
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本堂 |
所在地 |
京都市下京区富小路通五条下ル本塩竈町 |
宗派 |
西山浄土宗 |
本尊 |
阿弥陀三尊像 |
創建年 |
1183年(寿永2年) |
開基 |
後白河法皇 |
備考 |
後白河法皇ゆかりの寺 |
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