芳春院(京都)
芳春院(ほうしゅんいん)は
京都市北区紫野にある
大徳寺の塔頭寺院である。
参考→大徳寺
大徳寺の塔頭寺院の
中では最も北に位置する。
1608年(慶長13年)
加賀百万石の祖・前田
利家の正室・まつ(松子)
が建立したとされる。
開祖は大徳寺147世・
玉室宗珀で、芳春院は
まつの法号に由来する。
以来前田家の菩提寺となる。
大徳寺塔頭中で唯一
女性が創建した寺である。
当初は多くの公家、武家、
茶人等が集まり寛永文化
の発信地となったという。
山門から一直線に長い
石畳の参道がある。
左右の木々が美しい。
本堂背後に立つ楼閣は
呑湖閣(どんこかく)と云われ
金閣・銀閣・飛雲閣と並び
京の四閣とされる。
前田利家の子 前田利長が
小堀遠州に依頼して
建立したと伝えられる。
|
参道 |
所在地 |
京都市北区紫野大徳寺町55 |
宗派 |
臨済宗大徳寺派 |
創建年 |
1608年(慶長13年) |
開基 |
前田利家の正室・まつ |
備考 |
大徳寺塔頭寺院 |
|