TOP
興臨院(京都)


興臨院 表門


 興臨院(こうりんいん)は
京都市北区紫野にある
大徳寺の塔頭寺院である。
  参考→大徳寺

 1520年代(大永年間)
能登の畠山義総が大徳寺86世・
小渓和尚を開山に創建。

 畠山家の菩提寺となるが
畠山家没落後は前田利家
により改修が行われ、以来
前田利家の菩提寺となる。

 表門は檜皮葺の平唐門で
大徳寺山内でも有数の古い門で
「興臨院の古門」として知られる。

 唐門は唐破風屋根、桧皮葺、
室町禅宗建築の特徴がみられる。

 本堂は一重入母屋造、
檜皮葺で方丈建築様式である。
本堂内書院の「床の間」は
日本最初のものと云われる。

 方丈前庭は蓬莱山形式の
枯山水式庭園で、白砂、築山、
石組などを配し理想的な
蓬莱の世界を表現している。

 茶室「涵虚亭」は茶人・
古田織部好みの四帖台目に
隅板を加え「貴人口」と
「給仕口」に分かれている。

 通常は非公開であるが
秋の特別公開での訪問である。


興臨院 方丈前庭


所在地 京都市北区紫野大徳寺町80
宗派 臨済宗大徳寺派
創建年 1520年代(大永年間)
開基 畠山義総
備考 大徳寺塔頭寺院



TOP