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高桐院(京都)


高桐院 参道


 高桐院(こうとういん)は
京都市北区紫野にある
大徳寺の塔頭寺院である。
  参考→大徳寺

 1601年(慶長6年)
細川忠興(三斎)が
父藤孝(幽斎)の菩提所として
玉甫紹琮を開山に創建。

 忠興(三斎)は武将で
茶人・利休七哲の一人と云われる。
83歳で没し高桐院に埋葬され
以来、細川家の菩提寺となる。

 参道は自然石の敷石道で
一直線の幽玄さに心惹かれる。

 書院は千利休の邸宅を
移築したもので、松向軒は
利休の茶を継承した茶室である。
客殿西北部には茶室鳳来もある。

 本堂(客殿)南の庭園は
竹林を背景に苔地の中に
一基の石灯籠が趣を添える。

 忠興とガラシャ夫人
(明智光秀の娘)の墓塔・
石灯籠は「欠灯篭」とも云われる。

 利休が秀吉に請われ
わざと裏面を3分の1欠き
疵物として断ったとされる。

 忠興は「無双」と銘をつけ
参勤交代の際も携行、自分の
没後は墓石にと遺言したという。


高桐院 庭園


所在地 京都市北区紫野大徳寺町73-1
宗派 臨済宗大徳寺派
創建年 1601年(慶長6年)
開基 細川忠興
備考 大徳寺塔頭



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