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海蔵寺(鎌倉)


海蔵寺 境内


 海蔵寺(かいぞうじ)は
鎌倉市扇ガ谷にある
臨済宗建長寺派の寺院。

 鎌倉駅西口から今小路を
北へ寿福寺や英勝寺を左手に
線路沿いに進み左へ道なり
行った突き当たりにある。

 1394年(応永元年)
鎌倉幕府滅亡時焼失の
寺を上杉氏定が心昭空外を
開山に迎えて再興。

 鮮やかな赤の野点傘が
印象的である。正面に本堂、
左手に薬師堂がある。

 薬師堂の本尊・薬師如来
座像は胎内に小仏像を納める。

 夜毎、子供の泣き声が
聞こえ地中を掘ると薬師像
の面が出てきたので本尊
の胎内に納めたという。

 そのため「泣き薬師」
とも呼ばれ子供の幸せを守る
仏として信仰されている。

 胎内仏は60年に1度
開扉。本尊の右胸に2つの
蝶番、左胸に取っ手が見える。

 別名「水の寺」ともいわれる。
境内の左奥へ進むと鎌倉時代に
掘られた十六井戸がある。
今でも水が湧いているという。


海蔵寺 本堂


所在地 鎌倉市扇ガ谷4-18-8
山号 扇山谷
宗派 臨済宗建長寺派
本尊 薬師如来
創建年 1394年(応永元年)
開山 心昭空外
開基 上杉氏定
備考 鎌倉観音霊場第26番



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