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廬山寺(京都)


廬山寺 山門


 廬山寺(ろざんじ)は
京都市上京区にある
円浄宗の本山である。

 京都御苑のすぐ東にあり
「源氏物語」を書いた
紫式部の邸宅跡とされる。
 
 938年(天慶元年)比叡山
第18世・元三(がんさん)
大師良源が船岡山の南麓に開いた
與願金剛院に始まるとされる。

 その後、法然の弟子・覚瑜
により再興、中国の廬山に
因み廬山天台講寺と称する。

 四宗兼学の道場として
山中の延暦寺に対して
「洛中の叡山」と呼ばれる。

 本堂には本尊・阿弥陀如来、
脇侍・勢至菩薩、観音菩薩の
三尊像が安置される。

 本堂の南の「源氏庭」は
白砂と苔にキキョウを配し
また、庭には「紫式部邸宅址」
と刻んだ顕彰碑もある。

 大師堂には鎌倉時代作の
元三大師像が安置されている。

 鬼法楽(通称・鬼おどり)は
赤鬼、青鬼、黒鬼が太鼓などに
合わせて境内特設舞台で乱舞する
京都の代表的な節分行事である。


廬山寺 大師堂


所在地 京都市上京区寺町通広小路上ル北之辺町397
山号 日本廬山
宗派 円浄宗
寺格 本山
本尊 阿弥陀如来
創建年 938年(天慶元年)
開基 元三大師良源
正式名 廬山天台講寺
備考 洛陽三十三所観音霊場第32番



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