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円応寺(鎌倉)


円応寺 参道


 円応寺(えんのうじ)は
鎌倉市山之内にある
臨済宗建長寺派の寺院。
  
 鎌倉街道を鎌倉方面に
向かって左手の建長寺を
少し過ぎた右手にある。

 創建については定か
ではないが、由比ヶ浜に
注ぐ滑川の河口近くの
新居閻魔堂が起源ともいう。

 1703年(元禄16年)
地震と津波で現在地に
移転したとされる。

 別称、閻魔堂とも
また、十王堂とも呼ばれる。
十王思想に基づいて
十王像が安置されている。

 本尊・閻魔大王坐像は
仏師・運慶の作と云われる。
国の重要文化財である。

 閻魔王は「笑い閻魔」
としても親しまれている。

 瀕死の運慶が閻魔王に
私の姿を彫り正しく
導くなら地上に戻すとの
お告げがあったという。

 生き返った運慶は
その喜びからか笑いながら
閻魔王の像を彫ったと
いう伝承がある。


円応寺 境内


所在地 鎌倉市山之内1543
山号 新居山
宗派 臨済宗建長寺派
本尊 閻魔王
創建年 1250年(建長2年)
別称 閻魔堂、十王堂
備考 鎌倉地蔵尊霊場第八番



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