芬陀院(京都)
芬陀院(ふんだいん)は
京都市東山区にある臨済宗、
東福寺の塔頭寺院である。
参考→東福寺
後醍醐天皇の元亨年間
(1321-1324年)、関白の
一条内経が父の菩提を
弔うために創建したとされる。
東福寺開山の聖一国師
の法孫にあたる
定山祖禅を開山に迎えたという。
寺名は内経の法号
「芬陀利華院」に因むと伝わる。
以後一条家の菩提寺となる。
その後火災に遭い
現在の建物は桃園天皇の
皇后・恭礼門院の一棟を下賜、
移築・改築したものという。
唐門も同じく
恭礼門院の御所より
移築されたものと云われる。
雪舟が作庭した
庭園があることから
「雪舟寺」とも呼ばれる。
その枯山水庭園は
鶴亀の島があり
「鶴亀の庭」とも言われる。
茶道に造詣の深かった
茶関白・一条恵観ゆかり
の勾玉の手水鉢がある。
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大玄関と唐門 |
所在地 |
京都市東山区本町15-803 |
宗派 |
臨済宗東福寺派 |
本尊 |
阿弥陀如来 |
創建年 |
元亨年間(1321年~1324年) |
開基 |
一条内経 |
別称 |
雪舟寺 |
備考 |
東福寺塔頭 |
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