霊雲院(京都)
霊雲院(れいうんいん)は
京都市東山区にある
臨済宗東福寺派の寺院。
東福寺の塔頭寺院であり
京都十三仏霊場3番の札所。
参考→東福寺
1390年(明徳元年)
岐陽方秀が開いたとされ、
当初は不二庵と呼ばれる。
岐陽和尚は天龍寺第64世、
南禅寺第96世、東福寺第80世
を歴任した高僧とされる。
書院の前庭に著名な
「九山八海の庭」がある。
この庭園は遺愛石を
須弥山に見立て白砂の
波紋を山海とみなした
仏教の世界観を表している。
この遺愛石(いあいせき)は
肥後熊本出身の第7世・
湘雪和尚が住職になる時
細川家から寄贈されたものという。
幕末には西郷隆盛と
勤王の僧・月照忍向が
維新へ向けて密議を
交わした所でも知られる。
また、日露戦争中は
ロシア兵の捕虜収容所となり
彼らが作ったという
弦楽器が展示されている。
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遺愛石と九山八海の庭 |
所在地 |
京都市東山区本町15丁目801 |
宗派 |
臨済宗東福寺派 |
本尊 |
文殊菩薩 |
創建年 |
1390年(明徳元年) |
開基 |
岐陽方秀 |
備考 |
京都十三仏霊場3番 |
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