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不動院(和歌山)


不動院 山門


 不動院は和歌山県・高野山
にある高野山真言宗の寺院である。

 不動院という寺名は
全国にあるが当寺院は
高野山の塔頭宿坊寺院である。
  参考→高野山

 906年(延喜7年)
高野山第六代座主・
済高律師により西谷に
開基されたと云われる。

 古くは月上院とも呼ばれ
菩提心院の一つとされる。

 菩提心院は西谷にあった
不動院はじめ妙法院・
松雲院・吉祥院など
十二ヵ院の総称である。

 菩提心院は鳥羽上皇の
妃・美福門院により再建。
美福門院の遺骨が納められ
境内には美福門院陵がある。

 山階宮家菩提寺
としても知られ山階別院
の称号を賜っているという。

 本堂には本尊の
不動明王が安置されている。

 庫裡は県指定文化財
書院は安土桃山時代の建築。
宿坊での食事は庫裡か
書院でサービスしている。


不動院 境内


所在地 和歌山県伊都郡高野町高野山456
宗派 高野山真言宗
本尊 不動明王
創建年 906年(延喜7年)
本尊 済高
備考 塔頭宿坊寺院



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