熊谷寺(和歌山)
熊谷寺(くまがいじ)は
和歌山県・高野山にある
高野山真言宗の寺院である。
参考→高野山
837年(承和4年)
桓武天皇の皇子・
葛原親王の御願により
創建されたと云われる。
開基は弘法大師の
法孫である真隆阿闍梨
(しんりゅうあじゃり)で
初代の住職である。
寺号の「熊谷寺」は
熊谷直実に由来する。
直実は一ノ谷の合戦後
法然上人の弟子となり
出家して「法力房蓮生」の
名を与えられる。
法然上人の指示により
高野山に登り平敦盛の
追善法要を営む。
1214年(建保2年)
源頼朝から熊谷寺の号を
授かり「熊谷寺」と称する。
このように熊谷寺は
熊谷直実、法然上人の
ゆかりの寺でもある。
高野山の塔頭宿坊寺院
の一つであるが、ひと味違う
歴史的背景に彩られる。
|
山門 |
所在地 |
和歌山県伊都郡高野町高野山501 |
宗派 |
高野山真言宗 |
本尊 |
阿弥陀如来 |
創建年 |
837年(承和4年) |
開基 |
真隆阿闍梨 |
備考 |
塔頭宿坊寺院 |
|