栄山寺(奈良)
栄山寺 (えいさんじ)は
奈良県五條市にある
真言宗豊山派の寺院である。
719年(養老3年)
藤原不比等の長子・
武智麻呂が創建したと伝わる。
南北朝時代には南朝の
後村上・長慶・後亀山天皇
の行宮ともなったという。
本堂には本尊の木造
薬師如来坐像が安置されている。
本堂前の石灯籠は
栄山寺型と呼ばれ国の
重要文化財に指定されている。
八角円堂は武智麻呂
の菩提を弔うために
子の仲麻呂が建立したという。
天平時代の円堂としては
法隆寺夢殿と並ぶ貴重なもので
国宝に指定されている。
また、鐘楼堂の鐘楼も
菅原道真撰、小野道風の書
と伝える銘文があり
国宝に指定されている。
京都の神護寺、宇治の
平等院の鐘とともに
「平安三絶の鐘」とされる。
七重石塔婆は日本で
最も古い石造塔の一つである。
| 所在地 |
奈良県五條市小島町503 |
| 山号 |
学晶山 |
| 宗派 |
真言宗豊山派 |
| 本尊 |
薬師如来 |
| 創建年 |
719年(養老3年) |
| 開基 |
藤原武智麻呂 |
| 備考 |
八角円堂、梵鐘(国宝) |
|