金剛寺(奈良)
金剛寺は奈良県五條市
にある高野山真言宗の寺院。
五條市を流れる吉野川
の南岸・ほとりに建つ。
1173年(承安3年)
平安朝の文化人小松内大臣・
平重盛が創建したと伝わる。
戦国期の兵火で
焼失するも江戸時代には
野原城主・畠山氏の
菩提寺として復興。
江戸末期から大正期には
唐招提寺の長老の隠居寺
になったと云われる。
牡丹の名所で知られるが
その牡丹は唐招提寺長老の
本常和尚が薬草として
植えたのが始まりという。
「山門に鐘楼あり牡丹寺」
とうたわれるように
山門に釣鐘がある。
本尊は薬師三尊像で
薬師如来、脇侍に日光、月光菩薩、
十二神将が祀られている。
庫裡・本堂・護摩堂・
位牌堂・観音堂と全て棟続きで
珍しい構造になっている。
花は牡丹だけではなく
小菊などもあり「関西花の寺」
二十五霊場第23番である。
| 所在地 |
奈良県五條市野原西3-2-14 |
| 山号 |
小松山 |
| 宗派 |
高野山真言宗 |
| 本尊 |
薬師三尊像 |
| 創建年 |
(伝)1173年(承安3年) |
| 開基 |
(伝)平重盛 |
| 正式名 |
小松山 福寿院 金剛寺 |
| 備考 |
関西花の寺 二十五霊場第23番 |
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