船宿寺(奈良)
船宿寺(せんしゅくじ)は
奈良県御所市五百家にある
高野山真言宗の寺院である。
高野山に向かう旧高野街道
沿いの船路の集落にある。
また、葛城山や金剛山の
山波が一望できる位置にある。
寺伝によると、行基が
葛城の地を訪れた際に
夢枕に老人が現れ次のような
お告げを受けたという。
「ここから東の山に
船形の石がある。その上に
薬師如来像を祀るように」と。
お告げの通り石を見つけ
堂を建て船宿寺と名付けたと
伝わり、現在その岩の上には
厳舟権現が祀られている。
また、薬師如来に因み
この地は「医王山」と
呼ばれるようになったという。
花の寺でも知られ 「関西花の寺 二十五霊場」の
第22番礼所となっている。
1月のさざんか、ろうばい
梅、桜、ツツジ、サツキ、
しゃくなげ、あじさい、紅葉と
一年を通して花を楽しめる。
特にツツジの時期には
遠方からも見物客が詰めかける。
| 所在地 |
奈良県御所市五百家484 |
| 山号 |
医王山 |
| 宗派 |
高野山真言宗 |
| 本尊 |
薬師如来 |
| 開基 |
行基 |
| 備考 |
関西花の寺 二十五霊場22番 |
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