平等寺(奈良)
平等寺(びょうどうじ)は
奈良県桜井市三輪にある
曹洞宗の寺院である。
大神神社(おおみわじんじゃ)
の南に位置し山の辺の道の
禅の寺として知られる古刹。
しかし歴史的には数々の
紆余曲折、変遷を経ている。
寺伝によれば
聖徳太子が開基と伝え
鎌倉時代の初期に
慶円上人が再興したとされる。
当時は東西500m、
南北330mの境内に本堂はじめ
護摩堂、御影堂、開山堂など
12坊舎の大伽藍を配置。
大神神社の神宮寺として栄え
江戸時代には80石得るも
明治の廃仏毀釈により
廃寺となり寺宝が散逸。
1977年(昭和52年)
曹洞宗として再興「三輪山
平等寺」として復活。
境内は本堂を中心に
二重塔・釈迦堂など
朱も鮮やかで美しい。
本尊の十一面観音像は
非公開、8月1日のみ開扉。
また、不動堂には
三輪不動尊が安置されている。
所在地 |
奈良県桜井市三輪38 |
山号 |
三輪山 |
宗派 |
曹洞宗 |
本尊 |
十一面観音 |
開基 |
(伝)聖徳太子 |
備考 |
大神神社の神宮寺 |
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